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日本に於ける、気密測定の問題点 : EUは勿論世界基準で気密測定に使用する気圧は、50パスカルと略決めています。
それにたいして、日本では、10パスカルでの測定。海外の建築家に言わせると意味のない測定と言われています。
気密は、風圧の影響が大きくなる台風時でも建物内部の空気が外部との間で移動しないように計画する為、あえて50パスカルの圧力を掛けます。
しかし、10パスカルでは、その期待は、出来ません。
日本の住宅で単純に50パスカルの気圧を掛けて測定した場合。内壁のボードや気密シートが脱落もしくは、剥がれてしまうことが考えられます。
当然、10パスカルの状態では、高気密住宅であったものが50パスカルで測定した瞬間に気密が悪くて測定不能の結果がでることも考えられます。
異常気象、地球温暖化が叫ばれる今日、日本の建築業界の勝手な取り決めではなく世界基準に合せた50パスカルでの気密測定をエンドユーザーの方が求めることをお勧めします。
日本でも50パスカル対応の気密測定器はありますし、機種によっては、50パスカルに対応します。
但し、施工中での測定をする場合、対策を取らずに測定をすると気密シートが殆ど壊滅状態になりますので、注意をして測定をしてください。
※海外における測定は、施工中と完成時の2回測定するのが一般的です。 |
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平成21年の省エネルギー基準の改正で、相当隙間面積の基準値は削除されました
次世代省エネルギー基準から気密に関する基準がなくなりました。
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