酸性雨問題 |
<なぜ発生するのか?> |
|
工場や自動車の排気ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)は、水と化学反応を起こすと硫黄や硝酸といった強い酸性になります。この化学反応が大気中で起こり雨と混ざり強い酸性状態で降ってくるのが酸性雨です。特にpH5.6以下の酸性を示す雨を酸性雨といいます。
(pH7が中性で数値が小さいほど酸性が強い)
|
<酸性雨が降るとどうなるのか?> |
@ |
森林が枯れる(一部の植物を除き酸性土での成育を好まない) |
・ |
森林が枯れると洪水や土砂崩れの原因となる。海に住む海草の生育にも森林の健康状態が大きく影響している。 |
A |
魚の住まない池・沼・湖ができる。(水質が酸性になる為) |
・ |
魚の住まない池・沼・湖ができると水の腐敗が増え他の水性生物及び水辺の生物にも悪影響を及ぼし周囲に対する悪臭の原因にもなる。 |
B |
大理石やコンクリートを崩壊させる(酸性雨により大理石やコンクリートの中の石灰が溶け出す為) |
・ |
大理石やコンクリートを崩壊することは、我が国では、国会議事堂を始め世界的にも多くの歴史的な建造物に崩壊という大きな影響を及ぼす。身近では、鉄筋コンクリート造のビルやマンションに大きな影響(崩壊による強度の低下)を及ぼします。 |
<私たちは、何をすべきか?!> |
|
ドライブ中のアイドリングストップや空ブカシを抑えるなどマイカーの排ガスにも気を掛けましょう。車購入の際も排ガスを意識して購入することも大事です |